土木施工管理技士とは、国家資格である「施工管理技士」のひとつで、土木工事の施工管理を行う仕事です。

施工管理と一言で言っても業務内容はとても幅広く、施工計画を作成したり、工程管理、品質管理、予算管理、および安全管理を行ったりするなど、土木工事に関する監督業務は多岐に渡ります。

受注する仕事は基本的に公共工事がメインです。

最近では自然災害時の復旧工事を行い、私たちの生活基盤を支えることが主となってきており、とても社会的貢献度の高い仕事なんです。

工期内に工事を完成させることが建設現場では最重要視されています。工期内に工事を終わらせることは、資機材のコストの削減、人員配置の円滑化、そして顧客からの信頼を得るために重要なことだからです。

工程表を作成し、全体工程、月間工程、週間工程と段階的で詳細なスケジュールを組んでいきます。

作業に必要な材料や機材を調達し、さらに作業員の人数の調整を行うのも現場管理の仕事です。

トラブルを解消するために適正な機材や作業員数を配置し、安全に配慮しながら作業を進めることが重要な仕事になっていきます。

工事が予算内に収まるように管理することも重要です。工事では人件費や材料費などの原価を計算します。また、作業進捗により発生する経費も把握します。

予算内に収まるように改善し適正な利益を得るようにすることも必要な業務です。

現場には多くのさまざまな危険が潜んでいます。安全を守ためのルールは各現場で設定されていますが、それを守らせるのが現場管理の業務です。また、危険が及ばないように、安全に配慮した指示を出すことも忘れてはいけません。

現場管理をする施工管理では、デスクワークも重要な業務内容です。関係者と協議しながら作成する施工プラン、施工計画の書類の作成や、スケジュール管理のための工期スケジュールの作成など、デスクワークも多岐にわたります。